2019年12月の22日。日本ではこの日は冬至。体を温めるために南瓜を食べる習慣があり、昼間がいちばん短いこの日をペルシャ人は太陽の誕生日と考えてきた。蝋燭を一晩中灯しつづけ、一年の恵みを感謝する。日没が早いので太陽の赤が不足するので、赤いもの食べる。
柘榴(ざくろ)を木の実と棗(なつめ)やしで煮込み、甘酸っぱくルビーのような料理をサフラン・ライスにかけていただく。ナッツとフルーツで飾られた宝石のピラフ等々、赤を主体にしたメニューを作る。
ビーツのケーキ、黄金のサフランのういろう等々、体を温めるヘルシーな伝統菓子を食べながら詩を朗読し、楽器を弾き、木を飾って、光を灯し、白い服を着て賛美歌を歌う。
そんな古代ペルシャの習慣が後にクリスマスに取り入れられ、3世紀、ローマ帝国でペルシャの女神ミトラの行事と暦がキリスト教に吸収された。
12月22日の冬至が、ユダヤの光の祭ハヌカと重なった。ハヌキアという燭台にキャンドルを灯し、一週間毎日一本ずづ増やしていく。アメリカでユダヤ人が多いので「メリ-クリスマス!」に「ハッピ-ハヌカ!」を付け加える。写真(上)ペルシャのサモワール(湯沸し器)で湯を沸かし、小さなティーグラスでもてなす。
クリスマスの原点に戻って、忘れられた歴史を学びなら、万華鏡のオリジナル作品を作った。特別講師として、鈴木明子先生に来ていただいた。
日本各地で万華鏡作りの指導をしている。詳しくはこちら http://www.photon-art.jp/
今回はアナビアンサロンで万華鏡作りのテ-マは、ユダヤのダビデの星(六角形)
一番遠くからお越しいただいたのが、フミコ・クリ-ンさんとご主人のリ-さんは、アメリカのピッツバ-グから遠路遥々、神戸の北野町のアナビアン・サロンまで来てくださった。
ペルシャの冬至は紀元前から祝ってきたゾロアスタ-教の習慣
スライドに映っているのはイランの小学校3年生の国語の教科書。柘榴の詩歌を唱えて、ルビ-が散らばったような柘榴料理を冬至にいただく。
柘榴料理をおこげご飯にのせていただく。
日本で売られていない日本製炊飯器。懐かしいNational(今のPanasonic)がイランに向けて、開発した炊飯器。黄金のおこげがベークドチ-ズケ-キのように仕上がるんです。
万華鏡を作って、柘榴料理いただき、ペルシャの打絃楽器サントゥ-ルを鑑賞した。
最後になんちゃってコ-ヒ-占いもし、なんちゃってが結構当たるので盛り上がった。
最後は記念写真で
・・・決まり!
2019年の最後のイベントで、冬至とクリスマスとハヌカの三重のお祝いができ、楽しさも三倍。その沈黙を破りませんか。その後は、ユダヤ教会(シナゴ-グ)にダッシュ。
お祈りの部屋にバ-が作られ、酒を飲みながらのお祈りでした。
2019年12月17日
神戸の中央市場料理教室で柘榴料理
神戸市営地下鉄の海岸線の中央市場駅を降りると大きな料理教室がある。
塩や油を忘れても、無料で使用できる
1001アイランド・サラダ。一味違うのは、ミントが入っていること。
母、プ-リ-・アナビアンと神戸おとな旅の担当、伊藤さん
中央市場の野菜を使って、色とりどりの料理を作った。
カラフルなペルシャの冬至とクリスマスになった
シャンパンで乾杯し、みんなで作ったペルシャ料理をいただいた。