2020年1月9日木曜日

イスラエルのお正月 5780年


2019年10月1日、5日、19日

イスラエルはこの春、71歳の誕生部を迎え、この秋、バビロニア時代から使ってきたユダヤ太陰暦で5780年目の新年をお祝いした。イスラエルのおせち料理を地元神戸の野菜やトランス脂肪酸を含まない油を使いました。


果物が実る季節。日本で「ぞうに」と「おせち」があるようにイスラエルもそれぞれの材料に意味を含む料理がダイニングテーブルに並びます。今年はお金がたくさん懐に入るように豆料理。上の写真の豆はひよこ豆。ひよこ豆を潰したペーストはイスラエルとアラブ諸国で毎日のように食べます。

人生の苦味が消えるようにニラを


お料理にお祈りを捧げながら食べていくのがイスラエルの習慣。「スイートな1年になるように」と林檎を、「実りの多い年になりますように」と種の多いザクロを、人生の苦味が消えるようにニラを。それらの材料を使ってイスラエルのおせち料理を作ります。


日本で大根と人参で紅白を食べるように、イスラエルは、ビーツと人参を食べます。
敵が去るようにビーツ。友人が増える人参。ビーツ、人参、オレンジ、パセリ、ニンニク、クミンシード、パプリカ、ヴァージンオリーブ由、塩、こしょうで、エギゾチックな野菜料理。


コールスローサラダの上にすりおろした人参で神戸市マーク。コールスローは、マヨネーズの代わりにヨーグルト、オリーブオイル、ディルを混ぜ、爽やかでヘルシー。


ランチの後はプーリー・アナビアンの即興テーブルセッティング。青いバラを散らしました。

テディーベアもデザートテーブルの飾り


ビーツはピューレ状にし、カカオ、沖縄の砂糖、グレープシードなど健康的な材料と合わせ


チョコレートケーキのなかにビーツを隠しました。野菜が嫌いな子供と大人のために。


おせち料理を食べ終わるとリビングルームでサントゥール演奏会


ティータイムは、友人がお庭から契ってきたミントの葉を紅茶に入れると故郷の香がし、地中海の爽やかな風が吹いてきます。


主催:神戸市観光局「神戸おとな旅」の異国情緒あふれる街で味わえるスイーツ、パン、料理、歴史、文化、美術、音楽を一度にぜんぶ味わえる「イスラエル料理と共に祝うユダヤの新年『ロシュ・ハシャナ』」の企画で、多くの新しい友人に出会い、何度もお正月を祝いました。



友人がお庭に落ちていた柘榴を全部ひらって、段ボールいっぱい持ってきてくれました。
その野生柘榴を絞った汁でチキンを蒸しました。甘酸っぱいフルーティーなチキンになりました。


聖書で描写されている「蜜と乳が流れる国」のハニー・ミルク・プリンも作りました。
スイートな人生になりますようにと新年の祈りが込められたスイーツ。