3月11日の大震災は、日本人の生活に深刻な影響を及ぼしたため、花見は自粛され、外国人も日本に関するメディアのニュースに混乱し、桜を見にきて くれませんでした。でも桜は、放射能地域でも見事に咲き、誰にも見られることなく、瓦礫の砂漠のなかで咲いている姿を愛らしく思いました。その静かで力強 い美しさは、日本人の原点に思いました。桜を私たちのステージに飾ってくださり、ありがとうございました。
私たち、母(左)娘(右)は、この春、ロスアンジェルスのペルシャ語放送のテレビで取材を受けました。パルス(ペルシャ)テレビ局の前に立っている、真ん中の女性は、局のマネージャー、マリアさんです。
スタジオ内風景。今世界中に離散しているイラン人の間でもっとも人気のある衛星テレビです。ニュース、ドラマ、コメディー、革命前の映画などバラエティに富み、インターネットからでも見れます。
出演前
左に座っているAli Reza Meybodiさんは、局のなかでももっとも有名で人気のある司会者。
日 本の災害のことは、世界中の心配の的になり、Ali Reza Meybodiさんは、ずっとパルステレビで日本の状況を報道してきました。静かに耐えている日本人に対して、個人的になんども涙がでたと言っていまし た。インタービューの内容は、災害の他に、日本での私たちの活動について話しました。コンサートと講演会でペルシャ文化の豊かさを紹介していますが、イラ ンの革命後は、イラン学に取り組む人が少なくなりました。私たちの家族もみんなアメリカに移住しましたが、私たち母娘は、日本とペルシャが奈良時代に結ん だ交流の赤いリボンが切れないように努めています。
放送後、世界中に散らばっているイラン人からフェースブックにたくさんのコメントをいただきました。
ロスのペルシャ語放送のテレビ局は、52もあり、雑誌もたくさんあります。
Javananというペルシャ語の雑誌は、ロスで発行され、いちばん長く活動しています。
ロ スに住んでいるイラン人コミュニティ。春分の日に訪れるペルシャの新年から13日目は、一人残らず野外に繰り出します。13の縁起の悪い数字を払いのける ために、再生を象徴する緑を求め、ロスの公園は、どこへ行ってもイラン人のピクニック姿で埋まっていました。上の写真の女性は水たばこを吸っています。
本国、イランでも新年のピクニックを杏の木の下で祝い、日本の花見姿にそっくりです!
今やロスアンジェルス人口の20%がイラン人で、そのほとんどがビバリヒルズに住んでいます。
今回の旅ではビバリヒルズに住んでいる知らなかった従兄と出会いました。
オープンのベントリーでビバリヒルズをドライブしていると
従兄の友人、アンジェリナ・ジョリーのお父さんにも会いました。ビバリヒルズのイラン人コミュニティーは、ハリウッドの映画のスターたちと家が隣合わせ。
Westwoodという道路を歩くと看板は、ほとんどペルシャ語です。
上は、イランの薔薇とサフランのアイスクリーム屋さんです。テヘランを歩いているようで、ロスアンジェルスのことをテヘランジェレスと呼ばれているのです。